
トークセンは、タイ北部に伝わる伝承者が非常に少ない施術法です。トークは木槌で叩く、センはタイ伝統医学における経絡に相当し、「センを叩く施術法」と訳せます。通常のマッサージでは、手や指の力が不十分でコリを取るのに時間がかかりますが、トークセンは、体の奥にある筋肉や腱にまで刺激が伝わり、その音と振動で精神をもリラックスさせる効果があります。講習で使用する器具はご自分のものとしてお持ち帰りいただけます。
【トークセン動画サンプル(1分40秒)】


(講習費は、テキスト代、消費税を含みます)
トークセン検定1級2級取得30時間コース |
日本タイマッサージ協会では、トークセンの講習をベーシック(12 時間)とアドバンス(18 時間)に分けて講習しています。 その内容は、座学とタイマッサージ実技が含まれています。 |
◎ベーシック(12時間)
ランプーン県村医者代表のイントン・ホイゲオ先生の技術に、タイマッサージの技術を加え、ストレッチ・調整などの施術バランスがとれるように構成された約1時間の基本実技を学びます。また、知識としては、基礎的な骨格・筋肉・神経などの解剖学と、トークセンの歴史などを学びます。
ベーシック中に行われる検定2級試験合格後は、家族や友人に対してのみ施術が許可されます。
◎ アドバンス(18時間)
父からトークセンを学び、20数年の経験がある専門家コンペット・ブンプラコム先生の技術をもとに、整体の技術と特殊なツボを叩く技術を加え、全身をくまなく施術するテクニックと症状に合わせた実技を学びます。また、知識としては、診察方法、施術における注意事項、実際の施術の手順などを学びます。
アドバンス中に行われる検定1級試験合格後は、施術の制約がなくなり、どなたにでも施術ができるようになります。
※これらの制約は、現地の先生方と協議のもと、トークセンの技術が未熟なまま施術することにより起こる事故を未然に防ぐためのものです。
講師:福久龍哉 |
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講習時間 |
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◆ベーシック12時間
◆アドバンス18時間 |
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取得証書 |
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日本タイマッサージ協会修了証
日本タイマッサージ協会認定証 |
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料 金 |
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講習費:
◆ベーシック12時間 58,000円
(テキスト代、筆記試験料、修了証料、器具代を含む)
◆アドバンス18時間 86,000円
(テキスト代、筆記試験料、認定証料、アドバンス用器具代を
含む)
◆ベーシック・アドバンストータル30時間
141,000円
(テキスト代、筆記試験料、修了証料、器具代を含む)
入会金:15,000円
(日本タイマッサージ協会会員は無料)
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1day コース |
ワンデイコースでは、上記コースから座学とタイマッサージの部分を省いて、トークセンの実技だけのレッスンになります。 |
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講習時間 |
◆1dayトークセン・ベーシックコース6時間
◆1dayトークセン・アドバンスコース7時間
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取得証書 |
修了証 |
料 金 |
◆【1dayトークセン・ベーシックコース(6時間)】 40,000円
(テキスト・器具代を含む)
◆【1dayトークセン・アドバンスコース(7時間)】 50,000円
(テキスト・器具代を含む)
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プライベートスキルアップレッスン |
料 金 |
◆プライベートスキルアップレッスン(90分) 15,000円
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日本タイマッサージ協会で講習に使用するトークセンの器具は、現地で作成し、ワットプラシンで浄化の儀式をしていただいた物です。そのため、本来施術の前に行うサループは必要なく、すぐに施術に入れます。また、器具にはランナー文化専門家ポンパン先生にナモプタヤをランナー文字で書いてもらっています。
※タイマッサージ、ヤップ、トークセン、フット・レッグ&ハンド全コース修了者を対象に、アシスタントコース・
インストラクターコースもご用意しています。 |
※講習は現在フレキシブルで行っております。日程について詳しくはお問い合わせください。 |

タイマッサージとトークセンの割合は、マッサージが8割、トークセン2割くらいで行っています。施術時間やお客さまのお身体の状態、ご要望などにより、この割合はもちろん変化します。はじめに手で押して筋肉の状態を把握してほぐし、それでも張っていたり硬い箇所をトークセンで叩いていきます。お客さまの主訴の部分も多目に叩きます。全体の2割くらい、例えば90分だったら約15〜20分がちょうど良いバランスであると感覚的に感じています。

「体の深いところ(骨や内臓)まで響く感じで気持ちが良い」
「しっかり奥の方まで振動して、整う感じがする」
「車の整備の様に、身体もトントンとメンテナンスされて、調整してもらっている感覚」
など。
※一定のリズムで行うことで、副交感神経優位になりリラックス効果も高く、トークセン中に眠られる方も多いです。

・深層筋まで振動が届くので、よりほぐれやすく、歪みが整いやすい。
・身体の大きい方、筋肉質の方など、指や手で押すのが大変な場合もトークセンを使用する事で、 セラピストの身体への負荷を軽減できる。
・施術のバリエーションが広がる。
・トークセンを取り入れているサロンやセラピストは少ないので、強みになる。
・座位でも出来るので、例えば野外イベントでも取り入れやすい。

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